発達の個人差

発達の個人差はあって当然です。

早いから「良い」遅いから「悪い」ではありません。

それぞれのペースがあります。

家庭の役割

子どもが育つ土台です。

家族の行動や言動のすべてが、五感を通じて蓄積されていきます。

将来、社会で生きていくために必要なことを見据えながら、今のありのままの姿を捉える必要があります。

保育所の役割

園では、大まかな枠(倫理観、時間、空間、生活の流れ、活動…)の中でそれぞれの子どもが主体性を発揮できるよう試行錯誤をしています。

 

保育者は発達の個人差や発達上の特性、家庭環境の違いを踏まえ、保育を計画し、実行し、振り返りを基に計画…と繰り返す中で、子どもの成長を見守っていきます。

 

その日の機嫌、体調、家庭での様子等によっても臨機応変な対応を行います。

 

日々のノートや登降園時の伝達、懇談会、個別面談等を通して、共有を行っていきます。

 

子どもの姿

家庭と集団(保育園等)での子どもの姿は異なることがあります。

一つの要因としては「刺激の量の違い」が挙げられます。

集団においては、目に入るものや耳に入るものが多いため、脳に多くの刺激が入ります。その刺激への過敏性によっては、パニックを起こしたり、衝動的な行動や言動につながる場合があります。

機会の保障と支援

それぞれの子どもが平等に機会や経験を得る事が大前提となります。

 

発達の特性によっては、個別的な支援や配慮を行うことで、達成感や幅広い経験につながる場合があります。

 

支援内容によっては、加配保育士を必要とすることがあります。

 

加配保育士の配置については、保護者のご理解と同意書が必要となります。

 

発達過程において個別的な支援の必要性は変化していきますので、都度ご家庭と共有し、対応します。

 

個々に合った対応により、自己肯定感が育まれます。

 

 

 

 

専門機関との連携

区の保健師や地域の療育センターの巡回訪問を行い、専門的な立場からのアドバイスをもらいます。