登園渋りについては「明確な理由は子ども自身も分かっていない(発達過程上、言葉で表すことが難しい)(様々な要因が絡み合っていて、正確に表現することが難しい)」という背景があり、「絶対に○○をすればOK」と言い切れない部分があります。
ご家庭により状況は様々ですので、ケースをご紹介します
①お家が大好き(家族と離れるのが寂しい)
家庭が安心できる場所という表れですので、気持ちに共感することで、落ち着くことができるかもしれません。
就寝前、起床時に、保育園での楽しみなことをお話する(明るい見通しを立てる)のも良いかもしれません。
②疲れが残っている
・在園時間、登園日数の影響
大人にとっても、残業が続いたり、休日出勤が続いたりすると心身に負担がかかります。保育園では集団生活で様々な経験をする中で、楽しい事もあれば、思い通りにいかない葛藤もあり、心身は疲労します。子どもによって、体力や疲労の溜まり方も変わります。
・休日の外出、生活リズムの影響
家族で楽しい思い出を作ることはとても大切です。それと同時に、お子様の体力面や体調面にも着目し、無理のないスケジュールを立てましょう♪
☆お家でゆっくりすることで解消される場合もあります
③体調が悪い
体温、睡眠時間、睡眠の質、食欲、排尿排便状態、肌の状態、呼吸器状態… 自分の状態をうまく表現できない月齢では、機嫌の悪さもサインのひとつとなります。
④感覚に敏感で、集団生活上で苦手な刺激がある
集団生活なので、声や音の聴覚的な刺激や、視覚的な刺激等、家庭とは異なる環境となり、苦手と感じる場合
⑤成長するための壁に直面している
身体的、精神的な成長に伴い、壁に直面することがあります。 「頭では分かっているけど、身体がついていかない」「友人関係がうまくいかない」等
☆ありのままの姿を認める(安心し、自己肯定感が高まります)
☆大人にとっては大したことなく見えても、子どもにとっては大きなことである場合があります
※頭ごなしに怒る、きょうだい児や他の家庭との比較、脅しは状況が悪化する場合があります