令和5年度
一般社団法人 若葉保育園
事業計画
1. 法人概要
1)法 人 名 一般社団法人 若葉保育園
2)設立年月日 2014年10月16日
3)所 在 地 〒240-0021 横浜市保土ヶ谷区保土ケ谷町3-205
TEL:045-712-1960 FAX:045-712-1993
MAIL:info @wakabahoikuen.biz
4)役 員 代表理事:熊本 晃喜
理 事:天野 真弓
理 事:熊本 範理子
理 事:森北 ゆずり
理 事:石井 卓宏
5)保育理念
心身ともに健康で強い子を育てる
⇒近年、社会の変化が大きく、今後も同様であると考えられます。社会の変化に左右されないで、どのような環境でも前向きに生きていくうえで、健康な心身は必要不可欠となります。
・三原則「よく遊び、よく食べ、よく眠る」
6)保育方針
戸外遊びを多く取り入れ、自然と触れ合う中で知的好奇心を育み、自ら考える力を養う。
<戸外活動の主な効果>
・生活リズムの改善
・体力、運動能力の向上
・骨の健康な発育
・自律神経機能の強化
・ストレスの軽減
・安全能力の獲得 等
7)保育目標
・丈夫な子ども~健康である
・元気に挨拶できる子ども~感情豊かである
・お友達と仲よく遊ぶ子ども~仲間を大切にする、約束を守る、相手の話をよく聞く
・自分の気持ちを素直に表現できる子ども~物事を見つめよく考える
・自分の事は自分でしようとする、また自分で出来る子ども~努力する、やり遂げる
⇒子どもの可能性を最大限のばす土台
2. 施設概要
重要事項説明書 参照
3. 保育所を取り巻く環境について
少子化)
年々少子化は加速している。待機児童が解消されることにより定員割れが増加していく。
当保育所のエリアとしては、区境であることから、データ上は分かりにくいものの、一定のニーズは継続する見通し(保土ケ谷区 子ども家庭支援課 担当者より)
⇒中長期的に考えた時、保育所が生き残る為には「保育の質の向上」「園方針や保育所利用制度の相互理解」「子どもについての相互理解、共通認識」が重要となる。
高齢化社会)
老人ホームの増加⇒施設間交流の機会増加
地域)
区の要支援家庭が多い
⇒入園見学時、入園面談時のアセスメントの重要性が高まる
1歳児の待機児童が多い
⇒1歳児定員増による貢献
不適切保育への関心の高まり)
第三者による戸外や行事練習時の声掛け、関わり等の部分的な印象や切り取り
⇒保護者や地域への「保育」への理解(発達の個人差や特性、想定外の子どもの動き、全ての子どもの平等な権利の保障…)
家庭)
核家族の増加
養育力の低下傾向
通信端末の普及による情報の取捨選択の難しさ(偏り)
子ども)
発達特性児の増加
⇒家庭環境により強化されているケースもあり
⇒愛着形成不全が起因となっている場合も有り
保育者)
発達の個人差の広がりや発達特性(相当)児の増加に伴う戸惑い
家庭との連携、コミュニケーションの難しさ
保育体制)
乳児リーダー、幼児リーダーの任命により、タイムリーな情報や意思の伝達を行う
⇒役割の明確化が必要
各種リーダーの任命
⇒役割の明確化が必要
加配認定の有無に関わらず、可能な限りのゆとりをもった人員配置を行い子どもと向き合いやすくする
⇒職員の増加に伴い情報共有やコミュニケーションの強化が必要
朝夕土曜日専門職員の配置により、職員の生活リズムの安定化を図り、ゆとりを持った保育につなげる
年末年始、お盆等の休暇の重なりによる不安定さ
⇒常勤職員の割合を増やす必要あり
保育環境)
第二園庭の活用により安定した戸外活動を保障
天井に吸音材を設置し、音の反響を減らしている
クラス間の仕切りがないことにより情報伝達がしやすい
⇒音環境やスペースに配慮し、活動の調整を行う必要がある
経営・運営)
新型コロナウイルス感染症に伴う休園や出勤停止についての経営面への影響は出ず安定している
前年度実績としては在籍園児数は全体で95~100%を推移している。
⇒乳児クラスについては入所待ちが発生している
⇒幼児クラスの定員は埋まりにくい
⇒幼児クラスからの新入園は転居が主のため、不確定要素が強い
発達の個人差や加配相当児を踏まえた人員配置により、一時的な園の支出は増加するとともに、遡及のハードルの高さや保護者主体の制度により、支出分を確実にカバーできる保証がない
療育センター)
西部療育センターが園に巡回訪問
⇒回数に制限がある
保護者が相談等を申し込んでも数か月待たなければいけない状況
保護者の意向を踏まえる傾向が強く、集団生活での様子が考慮されにくい
保土ケ谷区)
人員不足により対応が後手に回ることが多い
保護者の意向を踏まえる傾向が強く、集団生活での様子が考慮されにくい
定期健診のフォロー基準の変更(月齢基準を遅らせることでフォロー児を減らしたい意向)
横浜市)
国の配置基準よりも厚い配置基準を設定している
⇒保育所保育指針や横浜市の方針を踏まえると、さらなる配置が必要
医療的ケア児のニーズ増加
⇒横浜市は受け入れの整備を進めている
☆医療的ケア児とは、経管栄養や痰の吸引等の医療的なケアが必要な子ども
その中でも、知的、身体的には定型発達の子どものニーズが増えている
・医療的ケア児には1:1で看護師が配置され、医療的ケアの対応を行う
・他の運用面については、まだ粗削りな状態
⇒市として、色々な園で対応可能にするためには、「保育体制に応じた受け入れの柔軟性(保護者と園の立場を同等に位置づけること)」「経営面での適正な運用ルール」が最低限必要であることを提言済
国)
児童発達支援システム(仮)
・全国的な要配慮児増加に伴う保育士体制の充実についての施策
⇒今年度、園長会を通じてアンケートを取って頂き、現場の声を挙げた内容が反映されているので、引き続き保育環境の適正化について声を挙げていく
上記を踏まえ、当園としては
・引き続き行政や関係機関とのこまめな情報共有
・地域子育て支援によるニーズの把握
・ガイドラインに基づいた保護者対応の標準化(伝わりやすいアプローチの検討)
・保育所と家庭の情報共有による相互理解及び連携の強化
4. 前年度振り返り
【職員】
・配慮児の位置を工夫することで、子どもが落ち着けるようになった
・動線を意識することで、子どもの姿をとらえやすくなった
・記録を取ることで、変化をとらえやすくなった
・同様の配置を行っても、クラスによって効果が異なることが分かった
・皆で案を出しながら試すことの大切さを知った
・個々の子ども目線で、安心できるかどうかを考える機会になった
・すぐには変わらないことを踏まえ、続けることで定着につながることが分かった
・一人一人の個性として、良い所をしっかり見ることが大事だと思った
・ついついできていないことに目が向いてしまいがちだったが、肯定的な見方が良いサイクルを生み出す事が分かった
・自由遊びを室内、室外と選択制にして子どもの好みや遊び方も知れて合同時など良いと思った
・時には大人の存在(人数や座る位置など)が、子どもたちの気持ちを落ち着かなくする要因の一つにもなりうるということを念頭に気を付けていきたい
・合同保育では年長児が年少児を気遣い、手伝いをする姿が見られてとても良い経験になっている
・天候によるスペースや子どもの様子を考慮し、「1日に限定せず幅を持たせる」「クラスの組み合わせに流動性を持たせる」のはどうか
⇒合同デーは1日に限定せず、一週間の幅を持たせる
⇒クラスは、2か月ごとに組み合わせ検討
・行事は子どもの成長を共有できるよい機会
⇒通常保育を含め、保護者や地域の方々から部分的な切り取りで不適切と思われるのはおかしい(危険行動や他者への影響を踏まえた対応が誤解される場合がある)
・保育所の利用方法(保護者が休みの場合や、受診等について)にばらつきがある
・対子ども、対職員で声掛けがキツイと感じる時がある。気分や相性によって対応が異なることは保育士云々以前の問題と感じる
・保護者が保育の現場を知るとともに、保護者の責任範囲を広げた方が良い(靴の着脱、持ち帰り物等)
・保育所の利用方法について保護者理解のバラつきがある
⇒認定要件により必要な日数、時間
⇒要件以外という理由で断ることはできない
・1F2F掲示用の週案が週明けまでに記入されているとありがたいです。
⇒リーダー会にて共有し、出来るだけ(金)中に記入できるようにします
【保護者】別紙参照
※全家庭が回答していない
※様々な価値観、お知らせ等を確認しているか、懇談会等に参加しているか…家庭によってバラつきがある点は留意が必要
☆前提知識、認識のギャップ
重要事項説明
5. 主な業務指針
□家庭と保育園の連携について
人それぞれ、家庭環境、成育歴、子育て観=価値観は異なる⇒当然のこと
その上でポイントとなるのが「一生家庭内で完結することはできない」
必ず集団、社会との関りが出てくるので、「一定ライン」の社会性は必要となる
※絶対に他者に合わせる、同じでないといけないというわけではない
一定ラインとは?
・他者、自分を傷つけない
・物を大切にする
・大まかな枠組みを守る(スペース、時間、生活の流れ…等)
⇒大まかな枠組みの中での「主体性」が大切
⇒主体性は「なんでもあり」ではない
■アセスメント
入園前)
・児童票、健康台帳等を基に家庭や子どもの状況の把握を行う
・個別面談にて、より具体的に把握を行う
・園内にて共有し、指導計画に反映させる
入園後)
・事前の想定と差異があるか確認する
・対応記録を随時行う
・定期的な個人面談により、家庭状況やニーズを把握する
■指導計画
計画)
・入園前の資料や面談を基に計画を立てる
変更)
・事前の想定と差異がある場合には、園長と共有し、四半期ごとを目安に計画の変更を行う
■発達の目安
・「一般的」「前例的」ではなく「今のありのままの姿」を基に捉える
□保育の転換期
<背景>要配慮児の増加⇒母集団の消失傾向
保護者の価値観の多様化⇒家庭との連携の困難さ
<基本的な考え方>
〇法律上、保育所は出来る限り子ども達に合わせた環境作り、対応を行う義務がある
⇒「子どもの為」を思い、根を詰め過ぎても保育者の心身に負担がかかってしまう…
⇒諦めてしまっては、子ども達の将来を考えると心配…
じゃあ、どうすれば良いの…?↓
〇一定のルールに基づいた上での「子ども、保育者のストレス度」に応じた対応にする
・日常生活、主活動等において、スムーズにいかない児に対して
⇒スムーズにいかない要因としては、「発達面」「発達による困難さを起因とした意欲の低下」
「家庭環境による不安定さ」が挙げられる
⇒要因は何であれ、まずは該当児に必要な環境を整える
⇒その上で、保育者がストレスを感じる前に、「切り上げる」「援助により母集団に寄せる」
⇒保護者に対してはありのままを共有していく
食事
・まずは、環境を整える
⇒物的、人的、空間…
⇒意欲が湧くような声掛け
⇒オノマトペも活用
・児に応じて、完食が出来るような量に調整
⇒できることを行った上でも、食べられない場合は切り上げる
⇒児によっては、日によりメニューによりほとんど食べない場合もありますが、保護者にはありのままを伝えていく(体調面考慮)
⇒特定の児については、量や嗜好ではなく意図的に大人をコントロールしようとする様子が見られるため、別途対応(毎日コンスタントに食べられることが必要なことを伝えていく)
□次年度に向けての考慮について
子どもの発達過程の変化や個人差があるため、「必ず~ができなければいけない」ということは無い(保育者、子どもにとってのストレスも考慮)
⇒卒園までの長期的視点、連続性を踏まえ、子ども達が自信を持てるようにしていく
□「気になる子」対応
・診断の有無に関わらず、個々の特性に合わせたフォローを行う
⇒発達特性は誰にでもあるという前提(程度、経験の違い)
⇒診断を待っていては二次障害につながったり保護者によっては診断がつかなかったりする場合ある
・クラスの状況に応じ、出来る限り加配実施
⇒「対数で保育したらどうなるか?」の視点を忘れず、保護者と共に子ども理解を進める
⇒落ち着き具合や、子どものメンバー、人数によっては加配職員が他クラスのフォローに入ったり、担任が抜け作業を行ったりする等、全体のバランスを意識する
・粗探しではない
⇒つい気になる行動に目が行きがち
⇒成長面も合わせて総合的に捉える(記録する)
・一時的 or 長期的⇒必要に応じて加配申請等を行う
・要因は様々…「特性」「家庭環境」「保育者との信頼関係愛着関係」etc…
・傾向をおさえる※あくまでも傾向※
Ex.)乳児期に抱きにくい、出生体重、出生頭囲と胸囲比 etc…
□コーナー遊び
・以前の様に、一つの玩具を皆で遊び、集中して発展させていくことが難しい
⇒立ち歩きやトラブル等も増え、声掛けが増える
⇒保育者、子ども 両者にとってストレス要因となる
⇒クラス活動、合同自由遊びでもコーナー遊びを取り入れていく(机も活用)
⇒経験を積み重ねることで、好きな遊び、集中できる遊びを徐々に増やしていく
(個人差があるので、中長期的にみていく)
■食育
目標:健康な生活の基本としての「食を営む姿」の基礎を培う
⇒様々な食材に触れ、食事への興味関心を持つ
⇒食事のマナーを身に付ける
⇒他者と一緒に食べる楽しさを味わう
方針:長期的な視野で考え「楽しむ」ことが第一
前提:大人も子供も食に対する価値観は様々(その日、時々の気分や体調でも変わる)
価値観⇒なんでも食べる、好き嫌い多い、沢山食べる、食が細い、感覚過敏…
関り:無理強いにならないような声掛け
⇒通説について保育者がその意味を理解することが大前提
通説)・好き嫌いなく食べる⇒栄養のバランスを取るため
・決まった量を完食する⇒必要な栄養素を計算した量のため
・三角食べ⇒残した場合も栄養バランスが整う
⇒硬さや味の異なる食材が混ざることで口内調味となり咀嚼回数が増える
・デザートは最後⇒先に食べると血糖値が上がりお腹いっぱいになる
・0~1歳児への擬音の活用
・スモールステップで少しずつ
・いつもと違う場合の様々な要因を探る
例)日中の活動量、家庭での睡眠時間、体調不良、味付けや盛り付けへのこだわり 等々
・量の調節で完食の喜び、達成感を味わう
・保育者がモデルとなる
※食べられない時期が続きすぎる場合は発育面への影響があるので要注意⇒家庭との連携必要
■指針
□保育⇒常にねらいを明確に、周囲と共有しながら行う
□すべての考え方のベースは、「子どもにとって」良いかどうか
□活動
・戸外を中心
・保育者が子どもたちと沢山遊ぶ 楽しむ
・子どもの意欲、興味、関心に気づくきっかけを作る
・メリットとリスクのバランスを考える
・試行錯誤の繰り返し
□客観的な視点
・対子ども 対保護者、対職員…関わる人全てに対して
・「価値観の違い」を認め合う
⇒社会の変化に伴い、価値観も多様化している
⇒お互い人間なので、相性の良し悪しは当然あるが「一個人」ではなく「保育のプロ」として関わる
・相手の目線に立つ。
・気分や感情に左右されない。
・価値観の押し付け、先入観、思い込みに注意
・ありのままの事実を客観的に受け止め、寄り添う
・抱え込まないで、主任、園長に相談
⇒『園として一貫性のある対応』につながる
□子どもとの関わり
・一つの人格として関わる(「子どもだから~」というフィルターはかけない)
・発達に合わせた自己肯定感の育みを意識する
・大人の会話、言葉をよく聞いており、行動も見られている
⇒思わぬ形で保護者に伝わることも…
□朝夕の過ごし方について
・保育者が忙しなく動いてしまうと、子どもも影響を受け、遊びに集中できず立ち歩き等につながる
⇒保育者も出来る限り座り、子どもが落ち着けるようにする
⇒特に乳児に対しては遊ぶきっかけを作ることが必要
・保育者と子どもの人数のバランスは日によって異なる
⇒子どもの様子も踏まえ、臨機応変な対応必要
・玩具の量の調整、コーナー分け
□他者の価値観の共有
・他児の作品や考えを知る機会を増やし、他者の価値観を共有していくことで、柔軟な発想や思考の発展につなげていく
□情報共有の意識強化
・日常的な声掛け
・同一フロア内での活動調整
・保育士同士の意識の共有、動きの確認
・保護者への伝達事項 伝達表の活用
□各種ガイドラインの運用
・衛生面…手袋の着用機会増える※事例)B型肝炎
・ブレスチェック
⇒子どもを守る+職員を守る
□声掛けについて
・個々の持つ声質に合わせたトーンの調整を意識する
・口調や言葉遣いにも注意
⇒子どもに威圧感を与え、委縮させてしまうことがある
高い声⇒下げる 低い⇒上げる
話すスピード…
⇒園内の声は外にも響いていたり、戸外での様子は近隣の方も目、耳にしたりする
☆挨拶、立ち居振る舞い等、子どもの身近なモデルであることを意識する
□研修の積極的受講と実践
・「受講するだけ」「知っている」だけでは無意味であり、実践を伴って初めて「知識」となり、意味を持つ。
・職員自身も様々なことに興味を持ち、楽しむことで、子供たちの反応も変わる。
■保護者との連携
□連絡ノートについて
・ありのままを、客観的に伝える。
・成長面とともに、フォローが必要な部分
・保護者の書く内容によっては、慎重な対応が必要となる場合があるので、主任、園長まで相談
□「子どもの主体性を大切にすること」の本来の意味
⇒「子どもが求めることに全て応じる」と誤解するケースが一定数ある
⇒結果として「わがまま」「我慢が難しい」「自ら考えることが難しく、周囲の反応を伺う」等につながる
■「主体性」の本来の意味とは…
・自分の意思、判断で行動しようとする態度
「保育所保育指針」における指針
・大前提として、ひとりひとりの子どもの主体性を尊重する
・「単に子どもがしたいようにすること=主体性の尊重」ではない
⇒保育の環境は計画的に構成する
・ひとりひとりの心身に応じて適切に援助する
□保護者
・相談は慎重な対応⇒無理に答えようとせず、主任や園長を交える
□保護者のリフレッシュについて
・「リフレッシュ」自体は必要(虐待等の防止の為)
⇒「リフレッシュしたい」は「何かしらのストレスがあるから」
⇒ストレスの要因は様々
⇒時間が解決?保護者のカウンセリング?子どもの発達特性?
⇒ストレスの要因を見極め、必要に応じて関係機関との連携も視野に入れる
□価値観の違い
・「ありのまま」を捉える(受け入れるではない)
⇒子どもが生まれる=すぐに親としての意識が芽生えるとは限らない
⇒在園期間中は「親になる過程」
⇒在園中にどこまで子ども目線に近づくか
⇒要する期間は人それぞれ異なる
■保健・衛生
□体調不良の判断について
・受診、自宅での健康観察が必要な場合
⇒活動、飲食、睡眠へ影響がある場合
⇒受診済であっても、長期間の継続や症状の変化が見られる場合
・慢性的な持病(アレルギー等)がある場合
⇒園生活に支障が出る場合は症状緩和が必要
☆登園基準⇒「通常の園生活(活動、飲食、午睡)ができること」
・受診し、服薬中の場合、登園判断については保護者の判断となる
⇒登園後の様子によって、登園基準に当たるかを園側で判断する
⇒飲み薬は、持病等やむを得ない場合はあり得るがケースバイケースなので今回は言及しない
□与薬
・原則NG
⇒医師の指示があり、保護者の同意があれば特例として実施可能
⇒「実施可能」なだけで、必ずしも対応しなければいけないわけではない(保土ケ谷区こ家確認済み)
⇒当園においては、原則点眼と塗り薬が対象
6. 警報発令時の対応
(1) 横浜市通知に基づく対応とする【添付:非常災害時(風水害)における保育所等の対応について】
(2) 大規模地震発生の警戒宣言が発令された場合
① 保育時間外に警戒宣言が発令された場合は、警戒宣言が解除されるまで保育園は休園とし、職員は自宅待機とする。
② 保育時間中に発令された場合、保護者は警戒宣言を知った時点で迎えに来る。
③ 迎えが遅れる場合、園児は保育園又はあらかじめ決められた避難所で預かる。
地域防災拠点 |
岩崎小学校 |
広域避難場所 |
児童遊園地 |
一時避難場所 |
若葉保育園 |
7. 職務分掌
係名 |
担当者 |
業務内容 |
簿冊 |
保存年 |
総務 |
園長 |
設立関係書類の保管 |
工事請負書他 |
永 |
園長・主任 |
運営組織・分担作成 |
運営計画 |
10 |
|
園長 |
公文書の管理保管 |
市長・局長・課長通知 |
10 |
|
園長・主任 |
調査・アンケートの保管 |
調査綴り |
5 |
|
園長・主任 |
諸会議の企画・運営 |
職員会議録他 |
3 |
|
理事長 |
公印・会計印の保管 |
|
永 |
|
サクラ組担任 |
卒園証書の作成 |
|
|
|
サクラ組担任 |
卒園生台帳の作成 |
|
永 |
|
主任 |
諸係の連絡調整 |
職員打合せノート |
3 |
|
主任 |
年間行事計画作成 |
保護者用・園用 |
3 |
|
事務 |
出勤簿の整理 |
出勤簿 |
10 |
|
主任・事務 |
休暇届の管理 |
年休簿他 |
3 |
|
園長 |
人事(採用・退職)に関すること |
履歴書他 |
永 |
|
園長、事務 |
社会保険、労働保険事務 |
関係簿冊 |
5 |
|
園長・事務 |
退職手当共済(加入、離職)の管理 |
退職共済綴り |
5 |
|
主任 |
勤務表作成 |
|
3 |
係名 |
担当者 |
業務内容 |
簿冊 |
保存年 |
園長 |
職員給与・諸手当事務 |
給与台帳他 |
10 |
|
園長 |
出納簿記帳(補助金)の管理 |
納品書・請求書・台帳 |
10 |
|
園長・主任 |
物品現金支払い |
徴収書・納品書・見積書 |
10 |
|
事務 |
徴収金(給食費)の管理 |
出納簿・領収書控・台帳 |
10 |
|
事務 |
徴収金(夕軽食代)の管理 |
出納簿・領収書控 |
10 |
|
事務 |
徴収金(連絡ノート等)の管理 |
出納簿・領収書控 |
10 |
|
園長・主任 |
保育教材、物品の選定、発注 |
出納簿・領収書控・台帳 |
10 |
|
園長 |
預金通帳保管・管理 |
|
永 |
|
事務 |
給付費等の請求・清算事務 |
給付費綴り |
10 |
|
事務 |
口座振替処理(給食費、夕軽食費、延長保育料) |
口座振替綴り |
10 |
担当者 |
業務内容 |
簿冊 |
保存年 |
|
管財 |
園長・主任 |
施設設備の修繕手配 |
安全点検表 |
3 |
園長・主任 |
見積書の確認 |
見積書綴り |
3 |
|
園長 |
契約書の確認 |
契約書綴り |
10 |
|
園長 |
預金通帳保管・管理 |
|
永 |
|
事務 |
給付費等の請求・清算事務 |
給付費綴り |
10 |
|
事務 |
口座振替処理(給食費、夕軽食費、延長保育料) |
口座振替綴り |
10 |
係名 |
担当者 |
業務内容 |
簿冊 |
保存年 |
保育 |
各クラス担任 |
保育活動全般、健康観察 |
保育日誌 |
6 |
各クラス担任 |
保育の計画 |
年間計画、月案、週案 |
6 |
|
園長・各クラス担任 |
園便り、クラス便りの作成 |
園たより、クラス便り綴り |
永 |
|
主任、各クラス担任 |
児童表、発達記録の管理 |
出納簿・領収書控・台帳 |
10 |
|
事務 |
徴収金(夕軽食代)の管理 |
出納簿・領収書控 |
10 |
|
事務 |
徴収金(連絡ノート等)の管理 |
出納簿・領収書控 |
10 |
|
園長・主任 |
保育教材、物品の選定、発注 |
出納簿・領収書控・台帳 |
10 |
|
園長 |
預金通帳保管・管理 |
|
永 |
|
事務 |
給付費等の請求・清算事務 |
給付費綴り |
10 |
|
事務 |
口座振替処理(給食費、夕軽食費、延長保育料) |
口座振替綴り |
10 |
係名 |
担当者 |
業務内容 |
簿冊 |
保存年 |
在籍 |
園長 |
在籍調査 |
保育所入所児童名簿 |
6 |
園長・主任 |
申込書(入園、時間変更、解除)の管理 |
変更は区役所へ届け出 |
2 |
|
園長・主任 |
重要事項、同意書の管理 |
|
6 |
|
各クラス担任 |
出席簿の管理 |
出席簿綴り |
6 |
担当者 |
業務内容 |
簿冊 |
保存年 |
|
研修 |
園長・サクラ組担任 |
市、区幼保小連携事業 |
交流事業記録 |
3 |
主任 |
研究・研修関係書類の管理 |
研修薄 |
3 |
|
主任 |
研修申し込み |
|
3 |
|
研修者 |
研修報告 |
職員会議で報告 |
3 |
係名 |
担当者 |
業務内容 |
簿冊 |
保存年 |
障害児保育 |
園長 |
障害児相談 |
障害児関係綴り |
6 |
担当保育士 |
障害児保育 |
|
6 |
|
園長・主任 |
関係機関との連携 |
|
6 |
担当者 |
業務内容 |
簿冊 |
保存年 |
|
給食 |
園長・栄養士 |
給食献立会議の招集、運営 |
給食会議録 |
3 |
栄養士 |
献立表の作成 |
献立表綴り |
3 |
|
主任・各クラス担任 |
献立表の印刷、配布 |
|
3 |
|
園長・主任 |
検食(乳・幼児食アレルギー食等の検食簿記入) |
検食簿 |
3 |
|
栄養士 |
食数一覧表の管理 |
食数一覧表 |
3 |
|
園長・主任 |
給食室との連絡、調整 |
|
|
係名 |
担当者 |
業務内容 |
簿冊 |
保存年 |
保健 |
事務 |
職員検便・提出 |
容器配布 |
|
看護師 |
保健日誌の記入 |
保健日誌 |
6 |
|
主任 |
園児、職員定期健康診断計画、実施 |
健康診断表 |
6 |
|
事務 |
保健用品の点検、発注 |
|
3 |
|
看護師
|
保健関係調査、アンケート |
保健調査、アンケート綴り |
3 |
|
主任、各クラス担任 |
事故報告書の管理 |
事故報告書 |
6 |
|
全 |
保育中のけが、病気対応 |
保健日誌 |
6 |
係名 |
担当者 |
業務内容 |
簿冊 |
保存年 |
防災 |
係 |
年間防災計画の作成 |
消防署関係綴り |
永 |
係 |
月別各種訓練の計画と実施 |
災害訓練綴り |
3 |
|
係 |
防災施設設備の点検 |
点検綴り |
3 |
|
各クラス担任 |
安全点検 |
安全点検表 |
3 |
|
栄養士 |
食数一覧表 |
食数一覧表 |
3 |
|
|
防災管理計画 |
消防計画 |
5 |
係名 |
担当者 |
業務内容 |
簿冊 |
保存年 |
環境 |
全 |
園舎内清掃 |
|
|
全 |
園舎外清掃 |
|
|
|
園長、主任 |
倉庫管理 |
|
|
担当者 |
業務内容 |
簿冊 |
保存年 |
|
庶務、厚生 |
園長、主任 |
文書受付、発送 |
公文書受付簿、送付簿 |
|
事務、各クラス担任 |
ロッカー等表示 |
|
|
|
主任、各クラス担任 |
カメラ保管、管理 |
|
|
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園長、事務 |
保土ヶ谷区法人会 |
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係名 |
担当者 |
業務内容 |
簿冊 |
保存年 |
地域活動、子育て支援 |
主任 |
地域交流 |
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係名 |
担当者 |
業務内容 |
簿冊 |
保存年 |
渉外、その他 |
園長 |
官公庁、地域連携、交渉 |
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園長、主任 |
育児、教育相談 |
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園長、主任 |
苦情解決委員会 |
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7.各種会議・委員会
(1) 職員会議
① 目的
保育園の管理・運営等について研究・審議し、建設的かつ効率的運営を図るため。
② 内容
・保育目標、方針及び保育研究、保育実践、保健安全等に関すること
・年間、月間行事の立案、調整に関すること
・連絡事項
・研修報告
③ 運営
■開催頻度
・毎月1回を原則とする。
・年1回は職員全体会議を行う。
■出席対象
・毎月の会議⇒園長、主任、乳児クラス代表1名、幼児クラス代表1名
・四半期に1度は常勤全員参加
・全体会議⇒全職員
■備考
・各代表は、十分に引継ぎを行うとともに、出席回数に偏りが出ないようにする。
・提案資料、研修報告等は、事前に用意し、全職員で共有できるようにする。
・司会、記録は園長、主任にて行う。
※全体会議の際は各種マニュアルの変更点を確認する
(2) デイリー会議
① 目的
保育内容等の円滑な運営、行事等の連絡調整を図るため。
② 内容
・日々の保育内容の打合せ
・研修等の報告
・各クラスからの連絡調整
③ 運営
■開催頻度
・毎日1回(午後2時40分~)開催を基本とする。
■出席対象
・園長、主任、乳児クラス代表1名、幼児クラス代表1名とする。
・内容に応じて、関係者の参加を求める。
■備考
・司会、記録は園長、主任にて行う。
(3) 給食献立会議
① 目的
園児の健康な発達を促すため、医学、栄養学及び園児個々の実態に配慮して、バランスの取れた献立を作成するため。
② 内容
・検食簿を基に前月の残量、嗜好等を確認し、翌月の献立に反映する。
・栄養士より当月の献立の趣旨説明を受ける。
・食育計画の検討、作成、運営
③ 運営
■開催頻度
・毎月1回を原則とする。
■出席対象
・園長、主任保育士、乳児クラス代表1名、幼児クラス代表1名とする。
■備考
・献立表の原案は㈱LEOC栄養士が作成する。
・進行、記録は栄養士が行う。
(4) 苦情解決委員会
① 目的
利用者等からの苦情の適切な解決に努めるため。
② 構成
苦情解決責任者 代表理事
苦情受付担当者 園長
第三者委員
③ 苦情解決の手順
・各職員は利用者からの苦情を随時受け付ける。
・苦情受付担当者は、苦情内容、利用者の意向等を確認記録し、速やかに苦情解決責任者に報告する。
・苦情解決責任者が、必要に応じて主任等関係職員と対応協議し円満な解決を図る。
・解決した内容は、適宜苦情処理委員会にて報告する。
・園内での解決が難しい場合は、苦情解決委員会を開催し、指導助言を受けるとともに円満な解決を図る。
(5) 行事委員会
① 目的
充実した保育活動を行うために年間行事のうち、行事の全体計画を企画立案し、原案を職員会議に諮る。
② 内容
目的、開催日時、流れ、内容、準備、係分担、会場設営等について立案する。
前年度の実践並びに反省を基に立案する。
③ 構成
行事 |
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行事名 |
開催月日(予定) |
提案月 |
主担当 |
お泊り保育 |
8月 |
6月 |
サクラ |
親子ハイク |
9月 |
7月 |
モモ・レンゲ |
乳児運動会 |
9月 |
7月 |
乳リ |
幼児運動会 |
10月 |
8月 |
幼リ |
秋祭り |
11月 |
9月 |
ツクシ・タンポポ |
クリスマス会 |
12月 |
10月 |
サクラ・スミレ・モモ |
お別れ遠足 |
3月 |
1月 |
サクラ・スミレ |
卒園式 |
3月 |
1月 |
サクラ |
8. リーダー業務について
乳児リーダー 乳児クラスの担任として保育計画の立案等を行い、乳児保育の分野において中心的な業務を行う
・職員配置の調整
・乳児保育における意見、試みの抽出
・乳児行事のとりまとめ
幼児リーダー 幼児クラスの担任として保育計画の立案等を行い、幼児教育の分野において中心的な業務を行う
・幼児クラス全体の予定の把握及び調整
・職員配置の調整
・幼児保育における意見、試みの抽出
・幼児行事のとりまとめ
障害児保育リーダー 障害児の保育計画の立案等を行い、障害児保育の分野において中心的な業務を行う
・障害児の保育計画、状況の確認
・障害児保育に関わる情報のアナウンス
☆
食育アレルギーリーダー 食育計画の立案やアレルギー対応の統括等を行い、食育・アレルギー分野において中心的な業務を行う
・食育活動の提案及び促進
・アレルギーマニュアル及び対応の確認
☆食事に関するアンケート おたより
保健衛生安全対策リーダー 保健計画の立案や安全対策の検討等を行い、保健衛生安全対策分野において中心的な業務を行う
・保健計画に基づく、園内外へのアナウンス事項の確認、方法の提案
・園児健康状態に基づく、園内外へのアナウンス事項の確認
・体調不良時の判断基準の確認
・保健衛生安全対策に関わるマニュアルの確認
☆ほけんだより
保護者支援子育て支援リーダー 保護者への相談支援や虐待予防、地域資源の活用等について中心的な業務を行う
・保護者支援子育て支援に関わるアナウンス事項の抽出
・保護者支援子育て支援に関わる取り組みの提案
8.緊急連絡先一覧
■緊急通報時の要点
① 保育園名 若葉保育園
② 住所 保土ヶ谷区保土ケ谷町3-205
③ 電話番号 045-712-1960
④ 通報者氏名 電話をかけている本人
⑤ 概要説明
【いつ】
【どこで】
【誰が】
【何を】
【どんなふうに】
【どうした】
機関名 |
住所 |
電話番号 |
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保土ヶ谷区役所総務課(危機管理担当) |
川辺町2-9 |
045-334-6226 |
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保土ヶ谷区こども家庭支援課 |
川辺町2-9 |
045-334-6323 |
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保土ヶ谷区保健所 |
川辺町2-9 |
045-334-6342 |
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横浜市こども青年局保育運営課 |
中区本町6丁目50番地10 |
045-671-3564 |
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保土ヶ谷警察署(緊急時110) |
川辺町2-7 |
045-335-0110 |
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保土ヶ谷消防署(緊急時119) |
川辺町2-7 |
045-334-0119 |
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横浜市西部療育センター |
今井町743-2 |
045-353-6933 |
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横浜市西部児童相談所 |
川辺町5-10 |
045-331-5471 |
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よこはま子ども虐待ホットライン |
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0120-805-240 |
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嘱託医 |
みやじ小児科クリニック |
南区六ッ川3-86-5 |
045-716-1011 |
植木歯科医院 |
保土ケ谷町3-203 |
045-741-2584 |
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代表理事 熊本 晃喜 |
権太坂1-2-12-309 |
080-6532-9189 |
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園長 熊本 範理子 |
権太坂1-2-12-309 |
080-4375-4314 |
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事務長 天野 真弓 |
権太坂1-2-12-304 |
090-7170-8860 |