熱中症予防のために

 

横浜市より、熱中症予防のための通知が来ましたので、ポイントをご確認ください。

 

【子どもにとっての熱中症とは??】

 

■熱中症は「深部体温」の上昇により「脳」「腎臓」「肝臓」等の機能が損なわれ、生命維持に支障が出るもの

⇒外からはわかりにくい!

⇒分かった時には手遅れの場合がある!

湿度が高いと汗が蒸発せず、深部体温が上昇する

■「最近の子どもは暑さに弱い」ではない

⇒「暑さの質が以前と変化している(温度、湿度の上昇、ヒートアイランド現象)」

■「子どもは汗かき」「汗をかければ大丈夫」は誤り

⇒「子どもは上手に汗をかけない」

⇒「かき過ぎは血圧異常で脳や心臓に影響」「かかなさ過ぎは深部体温の上昇」

■子どもは体が小さい分、体内の水分量も少ないため、脱水になりやすい

■身長が低く、地表からの輻射熱の影響をうけやすい

■「汗をかくこと」は大切だが、「熱い屋外で汗を大量にかくこと」は危険

 ■夏は、睡眠不足や朝食をとらない等で登園時すでに熱中症(脱水)の可能性あり

 

①戸外活動実施基準について

「熱中症指数計」にて「暑さ指数※」を計測し対応します

※暑さ指数=「気温」だけでなく「湿度」「日射・輻射などの周辺の熱環境」を総合した指数です

 

計測時刻

900+随時

計測場所

主な活動場所(地上50cm)

 

暑さ指数

プール・水遊び

マラソン

園庭・お散歩

31℃以上

28℃以上31℃未満

20分以内

25℃以上28℃未満

30分以内

30分以内

21℃以上25℃未満

 

☆上記はあくまでも目安であり、その後の温度上昇、子ども達の体調によっては活動を控える場合があります。

 

 

②【お願い】「睡眠時間」「朝食」のノートご記入について

熱中症予防において、「十分な睡眠時間」「朝食をとること」がとても大切な意味を持ちます。

朝は大変お忙しいと思いますが、お子様の生命・健康に関わる大切な情報ですので、ご理解ご協力の程よろしく お願い致します。

 

【改めてのお願い】

・「睡眠時間(就寝時刻~起床時刻)」「朝食」をノートにご記入ください

・「朝食」については「実際に飲食した量」をご記入ください

☆生活のリズムや体調を把握することでより安全な保育につながりますので通年でのご対応をお願い致します。

 

<朝食の記載例>

良い例(具体的な量まで記載)

悪い例(メニューのみ記載)

ロールパン 2

牛乳 1

コーンスープ 1

パン

牛乳

コーンスープ

ご飯 1/4

味噌汁 2

お茶 2

ご飯

味噌汁

お茶

※具体的な量を明記しにくい物については、メニューだけでOKです

 

 

☆「記載が正確ではない場合」「十分に食べられていない場合」は、活動を控える場合があります。

 

水イボについて

 

【水いぼとは?】

・水いぼ自体に直接的な危険性はない

 ⇒肌の過敏性によっては、広範囲に広がったり、痒みが強く出て掻き壊したりする恐れあり

・感染性あり(接触感染)

・医学的にも明確な予防、治療法は未確立

⇒そのため、医師によって「すぐ取る派」「様子見派」の見解が別れる要因となっている

・プールに入る事自体は問題なし(水を介しては感染しない)

 ⇒接触による感染のリスクは高まる為、対策が必要

 

 

【対策のポイント】

☆集団生活のため、危険性の有無は別にして「うつさない」が前提となります

 

水いぼ発症時

・広がりや掻き壊しを考慮し、除去推奨

・除去をしない場合は、接触の可能性がある露出患部は覆う

除去が必要な場合

お尻付近に発症したとき⇒便座共有のため、他児に感染する恐れあり

除去推奨

保湿等の対応をしても痒みが強い場合⇒掻き壊しの恐れあり

 

 

☆掻き壊して浸出液や血液が出たり、とびひになったりして範囲が広がり覆えなくなった場合は登園不可となりますので、ご注意ください